■味

梅雨時、体育館を間借りしての練習が多くなる野球部。そうした中、雪美は百合が克也のことを好きだと気づき、勝負を申し込む。次の日曜日に二人でデートを申し込んで、来なかったほうは諦める、と勝手に決めてしまい、雪美は早速申し込む。一方、百合は、克也に申し込もうとするのだが、なかなか言い出せない。 ある日、雪美は別の学校の不良女生徒たちに腕時計をカツアゲされてしまう。顔に痣があるのに二郎が気が付き取り返してくるというが、雪美は気にするなという。 日曜日、克也は特に用事もなく、雪美とデートをする羽目に。そこで百合との勝負の話を聞き、百合が誘ってくれなかったことにがっかりする。 雪美を家まで送る克也だが、そこには不良たちとやりあって腕時計を取り返してきた傷ついた二郎がいた。手当てをしてくれるように克也はいい去る。好かれたから好きになるんじゃない、好きだから好かれたいんだ、と百合を想う克也。 克也は雨の中、雑念を払うかのように庭で素振りをする。そしてユニフォームを脱ぐと、この前、横浜 一戸建て が直してくれた取れていた背番号の裏に克也と百合の相合傘の刺繍がしてあり、雨でぬれてそれが浮かび上がったのに気づく。 翌日、校門のところで百合とデートを申し込む克也に対して、百合はそれを受ける。 *第10話:ほんとに勝てるの 地区予選直前、近くの寺で合宿をする野球部。相手は弱小で勝利は確実だと思われている。 一方でチアガールを募集する雪美だが、なかなか集まらない。 前夜、監督は明日は実力で勝てる、と就任以来初めて口にできることばを嬉しそうにいうが、なかなか眠れないところに寺に泥棒が入る。克也と二郎で捕まえるが、警察が来て事情聴取がすむまで眠れない部員達。さらに墓が火事になり、消火を手助けすることになり、英語研修 ですんだものの、結局朝が来てしまい、ろくに眠れない。 眠い中で1回戦が始まる。序盤こそリードを奪うものの、眠気から守備も乱れ、攻撃も単発になり、いつの間にか逆転されている。水をかけて部員に目を覚まさせようとするが、眠気は治まらない。弱小校なのに応援が盛んな相手チームに対し、青秀は雪美が集めたわずかなチアガールを含めて寂しい応援。しかし、そこに昨夜手助けした警察署と消防署の人たちが応援に駆けつけ、百合がチアガールに加わったこともあり、逆転に成功する。 試合終了後、球場でそのまま眠る部員達であった。 *第11話:宿命のライバル 青秀野球部は準決勝まで進み、そこで健太郎率いる武南と対戦することに。唐沢は冗談で二郎に腕を寝ている間に使えないようにしてしまえ、などという。 山中健太郎・二郎兄弟の妹である智美を久しぶりに見て挨拶する百合。智美は小さくて覚えてはいないが、毎朝健太郎が百合の写真にキスをしているから知っていた。明日は両方公平に応援すると百合に嬉しそうにいう。 健太郎が帰ってくると、二郎の部屋で二郎が雪美の写真を見ているのをみつける。雪美が克也が好きなのだと健太郎は知っており、克也は兄弟共通のライバルだな、などという。そして1000円でヒットを打たせてあげるなどと冗談をいい、二郎が追い出して扉を閉める時に、健太郎が「イテ」という。二郎が慌てて扉を開けるが、健太郎は笑って冗談だという。 *第12話:やっぱり涙の地区予選 準決勝ともなると応援も増え、チアガールもそれなりの数になっていた。戦前の予想では投手戦だが、守備力攻撃力に優る武南有利。智美は早速両軍の応援席を往復する。 青秀ナインは健太郎が利き腕に包帯を巻いているのに気が付き、二郎の「まさかあの時」という言葉を聞き、どうしても力が出ない。そうしたなか、5回に二郎のエラーで先制を許してしまう。その裏、倉橋が利き腕にデッドボールを受ける。これでハンデがないはずだと冷凍食品 は張り切るが、やはり打てない。そんな中、健太郎は智美を使って青秀ナインに、包帯で騙されたかお人好め、などと伝言し、包帯を解く。それでも打てない青秀。 9回裏、克也がセーフティーバントで出ると、二郎が監督のサインミスでのヒットエンドランで見事にヒットを打ち、克也は俊足を生かして長躯ホームインで同点に。延長と思いきや、そこで倉橋がサヨナラホームランを放つ。 試合後、倉橋が健太郎に、なぜあんな嘘を、と尋ねる。健太郎は実際に指を痛めていたのであった。健太郎は倉橋にぶつけてしまったこともあって、公平にするために指を痛めていないと嘘を伝えていた。健太郎は逆に倉橋にぶつけた手は大丈夫かというが、倉橋は利き腕でないと嘘をつく。翌日の決勝戦は二郎が好投したものの、結局甲子園にはいけなかったのであった。 *第13話:十七歳の夏 夏休み、克也と百合は喫茶店への道で偶然出会う。克也は唐沢や倉橋と、百合は雪美やクラスメートの女生徒たちと夏休みにどこかへ行こうと計画をたててそれぞれ喫茶店で待ち合わせていたのであった。一緒に行けたらいいね、などといいながら喫茶店へ行くと、唐沢たちと女生徒たちが喧嘩の最中であった。それぞれ海と山へ別々にいくことに。 克也たちは山へ向かうバスの途中で偶然5人組の女の子たちと出会い、一緒に行くことに。それぞれカップルらしきものができ、特に克也たちは決勝まで進んだ青秀の野球部だということでモテモテ。いい感じでキャンプをする。克也の隣に座ってきた女の子もまんざらではない様子。しかし、2人で薪を拾いに行ったところ雨が降り、小屋へ避難する事に。2人きりとなり、その女の子は自分には好きな人がいるから変なことをしたら死んでやるという。克也は百合を思い出し、自分にも好きな人がいるというと、雷が鳴ったこともあり、その女の子は克也の胸に飛び込んできた。 一方で同じく海で5人組の男にナンパされた百合や雪美たち。雪美はさっそく男達をうまく労働力として使う。雪美がボールを持ちながらじゃれて走っている姿をみて、百合は克也と始めて出会った時を思い出していた。克也が200mと100mで中学記録を出した陸上の大会で、百合は手伝いに来ており、走り終わって汗をかいていた克也にハンカチを差し出したのであった。 それぞれ楽しんで帰ってきた2組は喫茶店でまたもや出会い、いかに楽しかったかを自慢しあう。唐沢が何気なく克也が女の子と2人きりで小屋にいたというと、女子が固まる。そこでまた騒動となり、マスターに追い出されてしまった。一緒に帰る克也と百合だが、表面では何もない様子の百合も、実は動転しており、克也に何もその女の子となかったかと聞き、何もないと聞いて安心する。手をつなぐ2人。 *第14話:愛のスケッチブック クラスに漫画が張り出される。唐沢が20打席ノーヒットだということを揶揄した内容で、塩分 の高木さんによるものであった。激怒する唐沢。スランプで打てない唐沢を克也は元気づけるが、相変わらず打てずにまたもや漫画が張り出される。 練習を見にきた高木は、唐沢をスケッチする。百合も何か書いてみたら、といわれて何を書こうかと悩み、克也に目が行った時、高木の唐沢に対する気持ちに気づく。 またもや打てない唐沢に三度張り出される。百合は好きな球団の勝ったときの記事を見るためにはその球団の負けたときの記事も見なければ、と示唆するが、唐沢は全く気がつかない。 ある日、高木が転校することになった。最後の日は練習試合の日だった。唐沢が活躍したらその場で号外をかくよ、という高木。 試合の日、監督にスランプだから休めといわれてスタメンを外される唐沢。猛烈アピールで一打同点サヨナラのチャンスの最終回に代打に出されるが、凡退する。高木は行く時間になり、スケッチブックを百合に手渡し去っていく。 百合はスケッチブックを唐沢に渡す。高木の気持ちに気がつく唐沢。スケッチブックの自分の姿でフォームを思い出し、延長でホームランを放つ。 翌日、克也が書いた唐沢を褒め称える漫画が張り出されるが、それを見て唐沢は「ヘタクソ」と寂しそうにいうのであった。 *第15話:陸上部の危機 新校長がやってくる。校長は野球好きで、監督がグランドが狭いというと、実績のない陸上部が次の大会で結果を出せなかったら廃部にして野球部のグランドを拡張することにする。 陸上部では男女それぞれで優勝しなければならなくなり、女子は雪美で問題ないが、男子は人材がおらず、雪美は部員登録をしてあるから克也に出ろという。陸上部が寂れたのは克也が野球部などに入ったのにも原因があるなどというが、マンション 横浜 は断る。一方で二郎は優勝したらキスしてあげると克也に雪美が言っている話を聞き、自分が出るという。 しかし、大会の日は、練習試合の日であった。退部してでも陸上部の方に行くという二郎に、克也や倉橋は仕方なく、部員一同を風邪ということにして練習試合を中止にしてしまった。克也は陸上大会の会場に向かう。 二郎は決勝進出を決めたものの、丹波学園の金丸が自分より明らかに速いために自信を無くしていた。そこへ中学記録保持者の克也を選手達が見つけ、金丸もいつも後塵を拝していたこともあり、びっくりする。そして克也は二郎が自分より速いなどというような態度をとり、金丸の心を惑わせ、その結果二郎が優勝する。女子は雪美が見事に優勝していたが、そこでふと克也が漏らした練習試合があったのにわざわざ中止にしたことを知らされ、キスはなし、と告げる。怒って追いかける二郎に、逃げる克也。